お使いのパソコンの騒音が気になったことはありませんか?

「性能やルックスには満足しているが騒音が気になるようになった」
こんな時は『静音化』を施してみるのもよいかもしれません。
闇雲な静音化は安定性や寿命に悪影響を与えかねません。
もちろんコストも無限ではありません。

冷却とのバランスをとり上手に静音しましょう。

■冷却の基本
パソコンは冷却が必要です。
CPU、グラフィックスチップ、HDD・・・すべての部品が電気を消費して機能しています。電気を消費すれば当然発熱します。
電気機器は正常に動作するための適正な温度というものがあり、それを保つために冷却ファンが回転し送風しています。
これがパソコンの主な騒音源になっています。

一方、日常的にお使いの電話機やミニコンポも同じような電気機器なのに冷却ファンの騒音がうるさいということはありません。
なぜでしょうか?
それは、消費電力が少ないので周辺空気の自然対流で充分に冷却が間に合っているからです。

パソコンは機器の大きさの割りに消費電力が大きく、とても自然対流だけでは冷却が間に合わないのです。そのために(不本意ながら) 冷却ファンをいくつか搭載し、強制空冷しているのです。

左は標準的なケースの模式図です。
ケース前面から冷たい(室温)空気を吸気し、背面のファンと電源から排気します。

ケースによっては、前面下面や側面から吸気したり、後方上面から排気するものもあります。

■冷却のバランス
問題になるのは、「どの程度冷却するか?」です。
パソコン内部部品の適正環境でいえば出来るだけ室温(25℃程度)になるのが理想です。(ちなみに0℃近いなど低すぎても良くありません。)
ですが、冷却を強くするためには高速に回転する冷却ファンをたくさん搭載しなければならなくなり、騒音がひどくなります。
したがって、パソコンの構成や使用方法によって変動する発熱に応じて冷却のバランスをとることが重要になります。

■騒音の発生源
主な騒音発生源を見てみましょう。
CPUクーラー CPUメーカー純正のCPUクーラーです。
必要にして充分な冷却能力をもっています。
最近は静音を求めるお客様が増えているため、静音性も高まってきています。
マザーボードと連携してCPU温度に応じてファンの速度を調整し、負荷の低いときは出来るだけ騒音を抑えています。
グラフィックスボード

グラフィックスボードもCPUと同じように高性能化しており、それに伴い発熱が高まっています。ハイエンドクラスではCPUを凌ぐ発熱です。
しかし、基板の大きさの関係で小さなファンを高速で回転させているものが多く、騒音が大きいものがあります。
ケースファン ケース内の熱気を排出するために搭載されています。
搭載されるファンの数、大きさ、回転数は商品によりまちまちです。

(写真内、赤枠の部分です。)
電源 電源はコンセントのAC100Vをパソコン内部で使用するDC3.3、5、12Vに変換しています。
そのときに熱が発生しますので、それを排出するためにファンが搭載されています。
ケース同様、搭載されるファンの数、大きさ、回転数は商品によりまちまちです。
ハードディスク 冷却ファンはありませんが、内部で磁気ディスクが高速で回転し、アームに取り付けられた情報を読み書きするヘッドが移動するので騒音が発生します。
光学ドライブ ハードディスク同様冷却ファンはありませんが、ディスクの読み取り・書き込み時にはディスクが高速で回転するため騒音を発生します。
マザーボード
  チップセット
マザーボード上にはたくさんの電子部品が搭載されています。
その中で、CPU周辺の電源回路(VRM)とチップセットがおもに発熱します。
これを冷却するためにファンを搭載している商品もあります。
小さなファンを高速で回転させていてうるさいものもあります。
(写真内、赤枠の部分です。)
※写真は一例です。実際にお持ちのパソコンに搭載されているものとは異なります。


■騒音の対策〜静音化〜
主な騒音の抑え方を見てみましょう。
これは現在ご利用のパソコンまたは新規パソコンの性能を維持したまま、静音化するときの一般的な手段です。
無理な静音化は安定性や寿命に悪影響が出ることがあるので実際に対策するときは個別に判断・処方することが必要です。
CPUクーラー 冷却ファンの冷却能力はほぼ口径と回転速度で決まります。
回転が遅くても口径が大きければ風量を確保できます。

純正クーラーに比べて大型のファンを低速で回転させることにより騒音を抑えます。
マザーボードのファン速度調整機能を利用するためにはファンを交換する必要があることもあります。
CPUクーラー用に独立したファンコントローラーが付属するものもあります。
グラフィックスボード
        クーラー


上記の静音CPUクーラー同様、大型のファンを低速で回転させることにより騒音を抑えます。

ほとんどの場合グラフィックスボードの隣の拡張スロットが使えなくなります。
ケースファン ファンの騒音は主にフィンブレードによる風切り音ですが、ベアリングを高精度のものや流体軸受けのものを採用したり、フィンブレードの形状や表面処理を工夫して風量を変えずに静音化したものがあります。

また、トータルの冷却が足りていればファンをより低速度回転のものに交換することも可能です。

さらに、マザーボードにケースファン速度調整機能がある場合、これを利用できるものに交換することにより低負荷時はさらに静音化することが可能な場合もあります。
電源

現在ほとんどの商品が「静音」を謳っていますが、実際の騒音の程度はピンキリです。
気をつけなければいけないのは安定性や寿命を犠牲にして静音化しているものが少なくないことです。

品質がよく静音性も高いものは日本製コンデンサなど高品質部品を採用しているのでやや高価です。
ハードディスク ハードディスクそのものの静音化はできません。
その代わりに騒音が外に漏れないようにするケースを使用する方法があります。ハードディスクをこのケースに収めて光学ドライブ用の5インチベイに搭載します。

ただしハードディスクの放熱性が低下するのでケース内エアフローに注意が必要です。
光学ドライブ




光学ドライブそのものの静音化はできませんし、ハードディスクのように静音化ケースに収めるわけにもいきません。
そのため 静音化機能をもった光学ドライブを選択するしかありません。

現時点ではパイオニア製のドライブがもっとも静かです。
マザーボード
      チップセット
ヒートパイプを使い冷却性を充分もったファンレスヒートシンクに交換する方法があります。

ただしヒートシンク単体では放熱性が低下するのでケース内エアフローに注意が必要です。
ファンコントローラー 各部のファン速度を手動で調整することが出来るようになります。
冬など室温が低いときはファン回転を絞り大きく静音化できることもあります。

ただしマザーボード付属のユーティリティソフトなどで各部の温度を監視しながら調整する必要があります。「何度までなら大丈夫か」の知識も必要なので上級者向けかもしれません。
ファンアダプタ ケースファンなどはケース側の取り付け穴の都合上口径の小さいファンしか取り付けられないことがあります。
そういった場合、ファンアダプタを使用することにより大口径ファンを取り付けられることもあります。
ケース 見た目や大きさが現状と変わってしまうので、「番外」の手段ですが、静音を重視した設計のケースに交換すると大きな静音効果を得ることができます。
ケースの場合は、冷却にとってとても重要な開口部が静音にとっては一番の障害なのです。
しかし、単に開口部の少ないだけのケースの場合、熱気の排出がうまくいかずケースファンを高速で回転させないといけないもの有り本末転倒になることも。開口部は少ないがエアフローも考えられたケースを選択することが重要です。

静音と冷却のバランスをとるために一番影響が大きく、選択が難しいパーツといえます。
※写真は一例です。選択するパーツはお客様と充分な相談の上決定いたします。


■御相談・御注文の流れ
 お手持ちのパソコンを静音化するときの流れです。新規にご注文の時はご注文前にご希望をお伝えください。

1.「お問い合わせフォーム」にて御相談ください ・ご利用中のパソコンのメーカー、型式を御記入お願いします。
・真夏の室温、真冬の室温をおおよそで結構ですのでお知らせください。
・何度かメールにてやり取りがありますのでメールアドレスの御記入をお願いいたします。
2.メールでの確認・回答 ・メールにて現在の状態についてお伺いすることがあります。
・メールでのやり取りをもとにおおよその診断と対策をお知らせします。
・この時点でのお見積もりをお知らせいたします。
3.現品を送付 ・パソコンを弊社に送付お願いいたします。
4.現品を調査・診断 ・お客様のパソコン現品にて、調査いたします。
5.お見積もり ・必要な作業内容、交換するべき部品をお知らせいたします。
 部品についてご希望があればこの時にご指定ください。
・最終的なお見積もりをお知らせいたします。
ここまでは無料です。
6.ご注文 ・お見積もり内容に納得がいかれましたらご注文ください。
・キャンセルも受け付けます。そのときはパソコンをそのまま返品いたします。
7.部品交換 ・必要な部品を調達し、交換を行います。
・検査を行います。
 Windows起動、キーボード・マウス動作、オーディオ端子・USB端子検査
 光学ドライブ動作、ベンチマークソフトによる長時間テスト、など

部品調達:1〜3日、部品交換・テスト:1〜3日ほどかかります。
8.パソコン返送 ・宅配便にてパソコンを返送いたします。
・お支払いをお願いいたします。 (銀行振り込み)


■価格表

温度計測・診断基本料金 現状を調査します。
\2,100.-
CPUクーラー交換 Intel、AMDの標準CPUクーラーを交換します。
バックパネル付のCPUクーラーの場合はマザーボードの取り外しが必要になりますので分解清掃との組み合わせになります。
\1,050.-
グラフィックスボードクーラー交換 グラフィックスボードのクーラーを交換します。
グラフィックスボード自体は従前のものを使用します。
\1,050.-
ケースファン交換 ケースファンを交換します。
ケースファンの取り付け位置によっては分解清掃が必要のものもあります。
\210.-/1個
電源交換 電源ユニットを交換します。
\1,050.-
HDD静音ケース取り付け ハードディスクに静音ケースを取り付けます。
\1,050.-
光学ドライブ交換 光学ドライブを追加または交換します。
付属アプリケーションソフトのインストールも含みます。
\1,050.-
チップセットクーラー交換 マザーボードのチップセットクーラーを交換します。
一度マザーボードをケースから取り外すので分解清掃との組み合わせになります。
\1,050.-
ファンコントローラー取り付け ファンコントローラーを取り付けします。
温度計測位置と制御するファンはご要望いただくことも出来ます。
\3,150.-
ファンアダプタ取り付け ファンアダプタを取り付けします。
同時に交換するファンの交換工賃も含みます。
\210.-/1個
ケース交換 ケースを交換します。
付随する部品付け替え作業および分解清掃を含みます。
\6,300.-
※料金は選択された作業内容の合計になります。
※パソコン現品の輸送料、及び銀行でのお振込み手数料はお客様ご負担でお願いいたします。
※パソコンを送付いただくとき、ドライバディスク・変換コネクタなどすべての付属品も同梱お願いいたします。
※状況により分解清掃が必要な場合もあります。清掃と静音化を行う場合は双方の料金を割引させていただきます。
※その他交換する部品代がかかります。
※HDD内のデータが消失することがあります。弊社ではデータ保持の保証が出来ませんので、重要なデータは事前にバックアップを取るようにお願いいたします。

「お手持ちのパソコンを静かにしたい!」 そんなときはぜひ御相談ください→
弊社製品に限らず大手メーカー品、ショップブランド品も対応いたします。お気軽に御相談ください。